プレスリリース

インド洋大津波:スリランカ沿岸漁業管理研修

北海道・奥尻の津波災害復興、富山・石川の資源管理型漁業を学ぶ

2005年02月23日

国際協力機構(JICA)は、インド洋大津波で大きな被害を受けたスリランカから地方政府の漁業担当者5人を日本に招き、2月28日(月)から1ヶ月間、北陸や北海道などで「沿岸漁業管理」に関する研修を行う。

漁業を主要産業とするスリランカだが、北東部から南部にかけての沿岸漁村は津波で壊滅的な打撃を受けた。今研修には、とくに被害の大きかった東岸バッティカロアの漁業担当者も参加し、北海道では奥尻を事例として「津波災害復興への取り組み」をテーマに研修する。このほか、東京や石川県・金沢では地方自治体における沿岸漁業管理、富山県・氷見では環境に優しい定置網漁法や漁業の役割について理解を深める。

JICAはまた、スリランカ漁村復興に関し、木谷浩(きたに・ひろし)JICA国際協力専門員を3月10日から1年間、専門家として派遣する。漁業水産資源省で、漁村復興計画の策定および実施・モニタリングに関する助言を行う。木谷さんは、復興支援ニーズ把握のため、津波発生から2回にわたってスリランカ入りし、現地調査を実施した。


スリランカ「沿岸漁村開発」研修の主な日程
2月27日(日) 来日
28日(月) オリエンテーション JICA東京
3月1日(火) 沿岸漁業管理における行政の役割(JICA東京)
2日(水) 沿岸資源管理のメカニズム (JICA本部)
3日(木) 東京→金沢
4日(金) JICA北陸ブリーフィング (JICA北陸)
7日(月) 地方行政の沿岸漁業管理(制度と法)(石川県庁)
8日(火) 地方行政の沿岸漁業管理(漁業振興)(石川県庁)、金沢→氷見
9日(水) 氷見市長表敬訪問、氷見市の水産行政と漁業振興
定置網の仕組み(氷見市役所)
10日(木) 氷見漁業共同組合視察、氷見漁港内の施設見学
11日(金) 水産加工業の見学 (小境水産)
13日(日) 子どもたちとの意見交流会 (氷見市国際交流協会)
14日(月) 定置網観光船より操業見学、魚市場見学、氷見フィッシャーマンズ・ワーフ海鮮館見学、小売店頭販売見学 (氷見市)
15日(火) 氷見→金沢
16日(水) 石川県水産総合センター視察 (能登町)
17日(木) 沿岸漁業開発と環境配慮 (JICA北陸)
18日(金) 中間総括 (JICA北陸)
20日(日) 金沢→奥尻
22日(火) 終日視察(奥尻町役場、防潮堤、津波水門、高床式校舎など)
23日(水) 津波災害復興における北海道庁の取り組み(北海道庁)
25日(木) 札幌→金沢
27日(日)〜31日(木) スリランカ漁業開発へ向けたアクションプランの作成 (金沢)
4月1日(金) 成果発表会、評価会、閉講式 JICA北陸
3日(日) 帰国