プレスリリース

南アフリカ・ケープタウンにて世界中の紛争終結国 関係者を集めて「和解と共生セミナー」を開催

2005年03月24日

「内戦や大量虐殺を経験した人々が、和解し、再び共生の意識をもって国をつくっていく過程をどう援助するのか」


国際協力機構(JICA)は、3月28日(月)から4月1日(金)まで、南アフリカ・ケープタウンにて、ニューヨークに本部がある国際NGO International Center for Transitional Justice (ICTJ) との共催で、紛争終結国で活躍する平和構築指導者を招いて冒頭の問いかけに係るセミナーを開催する。

日本からは緒方貞子JICA理事長、明石康スリランカ平和構築及び復旧・復興担当日本政府代表がスピーカーとして参加する他、海外からは、国連事務総長特別顧問(大量虐殺予防担当)のDr.ファン・メンデス氏、ハーグ国際司法裁判所主席判事のモレノ・オカンポ氏、旧ユーゴ国際刑事裁判所主席弁護人のジェフリー・ナイス氏、東チモールで人権活動を指導したジョビト・へゴ氏他、ペルー、ルワンダ、シエラレオネ、リベリア、コンゴ民主共和国、スーダン、セルビア・モンテネグロ、スリランカなどの紛争終結国にて民族和解プロセスに重要な役割を果たした指導者などを招く。

今回セミナーを共同主催するICTJは、紛争終結国における民族和解プロセスを円滑に進めることを目的に設立され、同南ア支部代表のDr.アレックス・ボレーン氏は、デズモンド・ツツ大司教(1984年ノーベル平和賞受賞)とともに、アパルトヘイト後に民族融和・和解を進めるべく開催された真実和解委員会を陣頭指揮した人物。本セミナーでは、同氏の南アでの経験の他、各国での民族和解プロセスに従事してきた関係者の知見が紹介され、紛争終結国での平和構築プロセスの実践に役立ててもらうことが目的。

緒方理事長就任以来、JICAは「平和構築支援」を事業の大きな柱として位置づけており、最近では、アフガニスタン、コンゴ民主共和国、シエラレオネ、ルワンダなどの紛争終結国で支援事業を展開している。戦後の平和構築を行うにあたっては、紛争当事者間の和解・融和プロセスが不可欠な要素となっており、JICAは、本セミナーを契機に、紛争終結国における復興支援事業において、民族和解・融和のコンセプトを取り入れたいと考えている。


(1) 開催地:南アフリカ共和国 ケープタウン(Lord Charles Hotel)
(2)セミナータイトル:「和解と共生セミナー」(Transitional Justice & Human Security Conference)
(3)プログラム概要:Transitional Justiceの定義、共生と信頼の形成、他
(4)緒方理事長による基調講演:3月29日(火)午前11時