プレスリリース

「国際協力大学生エッセイコンテスト」入賞者決まる

JICA理事長賞(特選)に滋賀医科大学3年・香取さやかさん

2005年07月19日

国際協力機構(JICA)が主催する「国際協力大学生エッセイコンテスト2004」の入賞者が決まった。特選として、香取さやかさん=滋賀医科大学3年=がJICA理事長賞、中野有希子さん=神戸大学3年=が外務大臣奨励賞、萩谷英大(はぎや・ひではる)さん=岡山大学3年=が文部科学大臣奨励賞に選ばれたほか、準特選に3人、入選に9人が選出された。表彰式は7月29日(金)、JICA本部(渋谷区代々木)で行われる。

香取さんの作品は「障害児の生と地域社会のあり方—カンボジアでの経験から」。カンボジアの障害児施設でのボランティア経験などを通じて考えた、障害児を囲む地域社会の包容力やそのあり方について綴っている。

中野さん(作品「フェア・トレードというメッセージ発信」)は、フィリピン・セブ島で出会ったマンゴー農家の言葉から、「フェア・トレードが広まること自体が、途上国の貧困層の生活の実情を先進国の人々に知ってもらう、という大きな意義を持つ」と実感した。そして、普及のために私たちにできることとして、「フェア・トレード商品を購入しよう」と呼びかけている。

萩谷さん(作品「それぞれの課題」)はミャンマーの大学病院への留学で、「途上国への医療支援は医療という一側面からだけでは達成できない」と悟った。その上で、「国際協力という大きなテーマに一人が貢献できる範囲は限られているが、個々人が自分のできることから始めれば目標に近づいていける」とし、自身の課題は「医療活動だけではなく、経済や教育など他の側面からのアプローチを模索していきたい」と語っている。

「国際協力大学生エッセイコンテスト」は次世代を担う大学生、短期大学生、専門学校生を対象に、開発途上国の現状と日本の国際協力の必要性について理解を深めてもらうことを目的に毎年実施している。2004年度は289人の応募があった。

「国際協力大学生エッセイコンテスト2004」入賞者
・特選(JICA理事長賞)
香取さやか 滋賀医科大学医学部3年
「障害児の生と地域社会のあり方−カンボジアでの経験から−」

・特選(外務大臣奨励賞)
中野有希子 神戸大学国際文化学部3年
「フェア・トレードというメッセージ発信」

・特選(文部科学大臣奨励賞)
萩谷英大(はぎや・ひではる)岡山大学医学部3年
「それぞれの課題」

・準特選

晝間 文(ひるま・あや)フェリス女学院大学国際交流学部3年
「私たちにできること-We will save your smile-」

松田 裕(ゆたか)宇都宮大学農学部1年
「地域密着型の国際技術協力を目指して−私のふるさと群馬と、遠い国にいる人々のふるさと、その双方の未来のために−」

山本真太郎 徳島大学総合科学部4年
「援助従事者を守れ−国際協力活動における安全管理について−」

・入選

閻 徳栄(えん・とくえい)金城大学社会福祉学部4年
「『中国と日本の社会福祉の架け橋』を夢見て」

遠藤雄平 北海道教育大学札幌校教育学部4年
「『開発教育』のもつ可能性−仲間の声を聴きながら−」

小澤ゆかり 山形県立保健医療大学3年
「忘れてはならないもの」

韓 秀玉(かん・しゅうぎょく)三重大学人文学部3年
「真の国際交流をめざして−留学生活に思うこと−」

清水 香 北海道教育大学札幌校教育学部3年
「スポーツによる女性のエンパワーメントの可能性」

永田奈々子 横浜国立大学教育人間科学部4年
「これからの国際協力−モンゴル奉仕活動での経験から学んだこと−」

野田創太郎 愛媛大学農学部4年
「開発から派生するもの−私が環境科学を選んだ理由−」

密本洋海(みつもと・ひろうみ)長崎大学教育学部2年
「異文化理解から多文化共生へ−イスラム教社会と国際社会−」

吉田 文(あや)中京大学国際英語学部3年
「インドが教えてくれたこと」