プレスリリース

小島理事がジャネUNDPアフリカ局長と会談

JICA−UNDPの対アフリカ援助連携について意見交換

2005年08月01日

【写真】

国際協力機構(JICA)の小島誠二理事は7月28日午後、来日中のアブドゥラ・ジャネ国連開発計画(UNDP)アフリカ局長とJICA本部で会談し、対アフリカ援助におけるJICAとUNDPとの連携について意見交換した。

ジャネ局長は「JICAとUNDPがパートナーとなってアフリカの開発に取り組んでいくことを希望している」と述べ、ミレニアム開発目標(MDGs)達成へ向けた支援、アジア−アフリカ協力などでの連携推進を提案。小島理事は「JICAはアフリカを重視しており、今年度のJICA事業予算におけるアフリカ向けシェアは全体の20パーセントを占めている。UNDPとはガバナンス、キャパシティ・ディベロップメント、平和構築など共通する関心分野もあり、プロジェクトベースで協調を進めていきたい」と応じた。

UNDPはMDGsに基づく貧困削減戦略に関し、現場レベルでの達成方策を示した「支援パッケージ」を検討しており、ジャネ局長は同パッケージへのJICAの協力を要請。小島理事は「UNDPがニーズ・アセスメント、政策分析およびキャパシティ・ディベロップメントに関心があることを承知している。在外事務所の意向も考慮しながら国レベルで、例えばニーズ・アセスメントのキャパシティ・ディベロップメントでの連携を検討していきたい」と語った。

【写真】

ジャネ局長はまた、タイなどの中進途上国の開発経験や人材を活用してのアフリカ開発、南南協力(途上国間協力)での連携にも意欲を示し、とくに「中小企業振興は、共に歩んでいける分野だと感じている」と強調。小島理事も「南南協力に関しては長い歴史がある」と述べ、JICAの有する知見を生かした協力の可能性を示唆した。

また小島理事が「人間の安全保障」に基づく支援についてJICAの取り組みを紹介すると、ジャネ局長は「お互いの知識を共有して、国レベルでの共同アプローチをとっていきたい」と述べた。

ジャネ局長は最後に、「分野的、地域的に協力可能なターゲットを絞って、ぜひJICAと連携していきたい」と語り、今後の連携協議の継続に高い期待を寄せた。

ジャネ局長の訪日は、2003年10月に東京で開催された「第3回アフリカ開発会議(TICAD3)」以来。2000年6月より現職。UNDPの対アフリカ戦略・政策立案に従事。