プレスリリース

国際緊急援助隊医療チーム 導入研修

「宿泊シミュレーション」と「実習」をマスコミに公開

2005年09月20日

国際協力機構(JICA)は、海外での大災害時に派遣される国際緊急援助隊医療チームの導入研修を9月23日(金)から25日(日)までJICA大阪(大阪府茨木市)で実施する。導入研修は医療チームへ本登録するための研修であり、今回は仮登録している医師、看護師ら52人が参加する。

研修は2泊3日の合宿プログラムで、派遣経験者による講義と実習を通して被災地での医療活動や生活に必要な基礎知識を習得していく。プログラム全般に昨年末のインド洋津波災害を題材にしたシミュレーション研修を取り入れ、受講者は被災地到着から診療、宿泊、撤収まで
一連の医療チームの活動を模擬体験する。

実習では、診療所エアーテントの設営、通信機器(インマルサット衛星電話、無線機)のセットアップと通話、模擬診療を行う。救急患者への対応、重症患者の転送、被災者への配慮など災害現場でのあらゆる状況を想定し、医師、看護師らがそれぞれの役割を確認する。

宿泊のシミュレーションでは、チームが現地の倉庫を宿舎として使用すると想定し、安全やプライバシーなどを考慮しながらJICA大阪の体育館にテント、簡易ベッド、簡易トイレを設置。実際に携行食(アルファ米、インスタント味噌汁、缶詰)を夕食とし、テント内で就寝する。

導入研修は毎年1〜2回行われるが、昨年末の津波災害以降、登録希望者が増加しているため、今年度は3回を予定(9月、11月、12月)。その1回目となる今回は、受講者数を通常より約10人多い52人(医師5人、看護師33人、薬剤師3人、医療調整員11人)とした。

国際緊急援助隊医療チームには全国の医師、看護師、薬剤師らが約700人登録している。災害時には、登録者の中から20人前後を1チームとして2週間派遣される。スマトラ沖大地震・インド洋津波災害では、インドネシア、スリランカ、タイ、モルディブへ7チーム総勢約125人が派遣された。

国際緊急援助隊医療チーム導入研修 マスコミ公開
・「宿泊シミュレーション」:  9月23日(金) 19:20〜21:20 
・「実習」: 9月24日(土) 12:50〜15:50
取材申し込み: 事前にJICA広報まで
03−5352−5058(TEL)