プレスリリース

パキスタン地震 国際緊急援助隊医療チームの活動本格化

〜奥地の村でヘリによる移動診療も実施〜

2005年10月13日

パキスタンで発生した大地震に対し、国際協力機構(JICA)が10月10日(月)に派遣した国際緊急援助隊医療チームの活動が本格化している。

医療チームは11日(火)、首都イスラマバードからパキスタン軍のヘリコプターですでに国際緊急援助隊救助チーム(10月9日に派遣)が活動している震源地北西部のバトグラムに入り、12日(水)、小学校横の広場にテント2帳の診療所を設営、午前10時半から診療を開始した。バトグラムでは基幹病院が倒壊し、同病院スタッフが病院前の広場で臨時クリニックを立ち上げているが、まったく追いつかない状態で、医療チームの診療開始当初は重症患者が殺到し混乱状態に陥ったが、午後には落ち着きを取り戻した。12日は48名を診療した。

一方、バトグラムからさらに奥地では道路網が寸断され医療支援が行き届かない村が多数あるため、診療所とは別にヘリコプターによる移動診療も開始した。12日は、医師2名、看護師1名で北部のアラーイに向かった。現地ではヘリ着陸前から被災した人々が押し寄せ、負傷者約60名が運び込まれた。ここでは重症患者と軽症患者をトリアージ(選別)し、約40名の患者を近隣都市の病院へ搬送した。

医療チームは10月13日(木)現在、同様の体制で活動を行っている。