プレスリリース

ユニークな活動続けるパレスチナの親日家たち

国造りへの熱い思いを胸に

2005年10月31日

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家族や友人も一緒に

国際協力機構(JICA)のパレスチナ帰国研修員同窓会がユニークな活動を続けている。9月末、イスラエル軍撤退直後のパレスチナ・ガザ地区南部のハーン・ユーニス市で海岸の一斉清掃を行ったほか、パレスチナ市民向けの「日本文化週間」のイベント開催や、今年8月には会員に対して広島・長崎の原爆投下60周年にあわせて平和を祈る黙祷の呼びかけなどを行っている。(写真・家族や友人も一緒に参加した海岸一斉清掃)

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同窓会が掲げた日の丸が目を惹いた

JICAパレスチナ帰国研修員同窓会は、JICAの研修事業を通じて日本で研修を受けた研修員OB・OGで構成され、2004年1月に設立された。発足後約1年で約120人が会員となっており、西岸地区からの会員も増えつつある。帰国後の日本との交流や会員間の親睦を深める活動はもちろんのこと、会員ネットワークを生かして日本で習得した技術や知識の普及活動をしており、現地で本格化しつつあるJICA事業へのサポートも行っている。

パレスチナに対するJICAの研修員受入事業は、1985年から開始。治安状況の悪化のために他の事業が中断するなかでも、将来の独立国家実現をめざして努力を続けるパレスチナ自治政府の中堅職員の能力向上を目的に恒常的に行われ、2004年度末までにのべ731人の研修員を日本に受入れている。JICAでは帰国研修員同窓会活動、帰国研修員のフォローアップ研修も行っている。(写真・同窓会が掲げた日の丸が目を惹いた)

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ゴミが一掃された海岸

9月29日に開催した「環境デー」イベントには、約80人の会員が家族連れで参加。同窓会が用意したJICAの文字を刷り込んだおそろいのTシャツ、キャップ姿で日没まで海岸清掃に汗を流した。ガザ地区内には適切なゴミ処理場がなく人々の問題意識も低いことなどから環境悪化が懸念されており、ゴミのあふれた海岸を大人数で清掃する同窓会員らの姿は市民の注目を集めた。(写真・ゴミが一掃された海岸)