プレスリリース

トロント「第16回国際エイズ会議(IAC2006)」にJICAも参加

アジア、アフリカ、中米で実施中のプロジェクト、隊員活動を紹介

2006年08月08日

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2004年タイ・バンコク開催時の日本ブース

国際協力機構(JICA)は、カナダ・トロントで8月13日から18日の予定で開催される第16回国際エイズ会議(IAC2006)に参加する。エイズに関するJICAの世界レベルの会議への参加は、横浜、タイ・バンコクに続いて3回目となる。

JICAは外務省、厚生労働省、国際協力銀行(JBIC)と共同で展示会場内にブースを設け、JICAの「サブサハラアフリカにおけるHIV/エイズ対策協力方針」や青年海外協力隊のエイズ対策関連隊員の活動について紹介するほか、アジアやアフリカ、中南米で現在実施中のエイズ対策支援プロジェクトを各地で活動中の専門家や青年海外協力隊員らが説明する。また、最新のエイズ対策関連の情報を入手し、各国の関係機関とのネットワーク構築を行い、今後の協力方針を検討する予定である。

今回の会議には、約160カ国からエイズ対策に携わる政府関係者、国際機関、教育・研究機関、NGO、マスコミなど約2万人が参加し、治療・予防法や途上国への支援活動などHIV/エイズに関する世界の動きが報告・議論される。テーマは「Time to Deliver(実現の時)」。25年前のエイズウイルス発見以来、調査、研究、コミュニティや国の取り組みから明らかになったさまざまなレベルでの効果的な予防、治療プログラム、流行の程度に見合った地球規模の対策を実現させることを目指している。      

<日本ブースで紹介予定のJICAプロジェクトや青年海外協力隊員の活動>

●タイ「HIV/エイズ地域協力センタープロジェクト」
カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナムなどの周辺国のエイズ対策に、タイにおいて地域が主体となって行ったエイズ対策の経験を活かし、各国のニーズに合った人材、研修プログラム、情報提供を行うことを通じて人材育成支援をするプロジェクト。澤崎専門家とカウンターパートであるマヒドン大学アセアン保健開発研究所のDr.Jumroon Mikhanorn が説明予定。

●カンボジア「結核対策プロジェクトフェーズ2」における結核/エイズ対策
99年より展開されている結核対策プロジェクトにより、DOTS(直接監視下服薬短期療法/WHOが推奨する結核の有効な治療法)サービスが全国で展開されるようになった。さらなる結核対策の向上のためには、HIVと結核がともに高度に蔓延しているカンボジアにおけるHIV対策と結核対策の連携構築が重要である。当プロジェクトでは特にプノンペン市内における結核/エイズ対策を支援しており、HIV感染者の結核スクリーニングを行うアフタヌーンクリニック、ヘルスセンター結核スタッフによる結核患者のためのモバイルVCT(自発的カウンセリングと検査)活動などを実施している。剣(つるぎ)陽子専門家が説明する。

●タンザニア「HIV感染予防のための組織能力強化プロジェクト」を中心としたHIV/エイズ対策プログラム
中央政府の行政マネジメント強化と地方との連携強化を通じ、質の高いVCTサービスの拡大と性感染症対策の強化によって、HIV感染予防を推進する。外務省の無償資金協力によって供与されるHIV検査キット及び性感染症治療薬を、保健福祉省を通じて全国へ配布する事業と組み合わせた協力を実施している。竹中伸一専門家が説明する。

●青年海外協力隊活動事例紹介
ニカラグア隊員(青少年活動)永竹未奈さんによるHIV予防啓発活動の紹介、元マラウイ隊員(村落開発普及員)の山田耕平さんが作ったエイズ啓発ソングのDVD上映と本人による説明、元ジャマイカシニア隊員松浦伸哉さんによるエイズ教育活動紹介などを予定。