プレスリリース

兵庫県と共同で国際防災研修センターを開設

国際的な人材育成をサポート

2007年01月15日

国際協力機構(JICA)は兵庫県と共同で5月、「国際防災研修センター」を兵庫県神戸市に開設する。途上国の研修員を受け入れ日本の防災技術を学んでもらう研修の質と効率を高めることが目的で、地方自治体と協力して専門分野に特化した研修センターを設置・運営するのは初めて。

阪神・淡路大震災の発生から12周年となる1月17日(水)に、井戸敏三(いど としぞう)兵庫県知事と金子節志(かねこ たかし)JICA理事がJICA兵庫で同センター設立に向けた調印を行う。

JICA兵庫は、1999年から開発途上国を対象にした防災分野の研修を実施しているが、2006年度からはJICAの「防災分野研修」の幹事機関となっており、近隣の神戸大学、アジア防災センター、人と防災未来センター等と共同で、この分野の研修を9コース実施している。近年の自然災害の頻発を受け、途上国からの協力要請が増大するなか、阪神・淡路大震災の経験や教訓をもとに、より一層、きめの細かい研修に対する期待が高まってきているため、05年1月に神戸で開催された国連防災世界会議で開発途上国に対する国際防災協力の推進が提唱されたことなども受け、兵庫県との間で国際防災研修センター開設の合意に至った。

国際防災研修センターは、JICA兵庫内に設置され、兵庫県とJICA双方で予算・人員を配置する。防災分野研修コースの体系的な計画案の策定、開発途上国で防災分野に従事する行政官に対して、より効果的・効率的な研修を行うためのカリキュラム改善や教材開発を行う。また、研修を終えて帰国した研修員の支援やネットワークづくりを行うほか、日本国内の防災分野の人材データベースの構築、地域コミュニティによる防災ノウハウなど兵庫県がもつ知見の蓄積など行い、途上国への協力体制を整える。

防災分野の協力は一人ひとりの命を救うことにつながり、JICAが事業の中心にしている「人間の安全保障」の考え方と合致する。JICA兵庫では兵庫県がもつノウハウを世界に発信し、兵庫県と世界各地を結ぶことで「顔の見える援助」を推進していくとしている。

【JICA兵庫・兵庫県 国際防災研修センター開設調印式のご案内】
日時: 1月17日(水) 13時〜
場所: JICA兵庫(兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-5-2)