プレスリリース

メキシコの環境省次官ら4人が日本の3Rを学ぶ

廃棄物総合管理の国家プログラムづくりに日本の知見を活かす

2007年05月08日

独立行政法人 国際協力機構(JICA)は、日本の3R(リデュース、リユース、リサイクル)政策を知ってもらうため、5月13日(日)から約1週間の日程で、メキシコの環境天然資源省サンドラ・エレーラ環境規則・環境奨励次官ら廃棄物総合管理にかかる政府高官4人を招く。この研修は、2007年5月に開始する技術協力プロジェクト「3Rに基づく廃棄物管理政策策定プロジェクト」の一環で、メキシコ政府が策定する「廃棄物総合管理のための国家プログラム」の3Rに関する分野について、日本の経験や政策を紹介し、プログラム策定を支援する。

5月18日(金)まで行われる研修では、環境省はじめ東京都、横浜市などの廃棄物処理・リサイクル施設を訪ね、スーパーエコタウン事業、都市ごみの処理状況、各種製品ごとのリサイクル状況を見学するほか、日本の廃棄物処理政策、人材育成などについて講義を受ける。最終日には、自治体、企業・NPOの関係者らと「循環型社会構想が描く未来像」「リサイクル法の責任と費用負担」「3Rの自治体の取り組み」「企業・NPOの取り組み」などをテーマに意見交換を行い、国家プログラムに盛り込むべき3R政策についての理解を深めてもらう。

メキシコでは2006年12月に就任したカルデロン大統領が、公約のなかで廃棄物分野の国家プログラム策定について言及しており、2007年3月には国家プログラム策定の方針のなかで3Rの考え方に基づいて「廃棄物の減少」「再利用」「有価物化および処理」の政策を実施することが発表された。メキシコでは3Rの歴史が新しいため、2004年のG8サミットで3Rイニシアティブを提唱するなど世界的に見ても3R推進に積極的に取り組んでいる日本に技術協力が要請された。

研修に参加するのは、サンドラ・エレーラ次官のほか、環境研究研修センター長、環境規則・環境奨励次官局コーディネーター、同局アドバイザーあわせて4人で、いずれも国家プログラム策定に携わるキーパーソンとなっており、この研修の成果が期待される。

<研修の主な日程>
5月14日(月)環境省との政策対話など
5月15日(火)都市ごみの処理状況についての視察と講義(横浜市環境局)
5月16日(水)東京都のスーパーエコタウン事業視察と、製品別リサイクル施設視察
5月17日(木)講義:人材育成、日本の取り組み、視察:環境調査研修所
5月18日(金)政策対話(於:JICA国際総合研修所)