プレスリリース

韓国油流出事故:油除去のためのJDR専門家チームが帰国

12月23日(日)16:20、成田に到着予定

2007年12月21日

12月7日午前7時40分ごろ、韓国西岸(忠清南道泰安郡シン島北西6海里)において、停泊中の香港籍タンカー「HEBEI SPIRIT」(14万6000トン)とタグボート曳航中のクレーン台船が衝突し、タンカーの積荷の原油26万3000キロリットルのうち、約1万500キロリットル(推定)が流出する事故が発生した。

韓国政府は、「国家災難危機宣言」を発令するなど国内の防災機関を総動員するとともに、日本国政府に対して国際緊急援助隊(JDR)・専門家チームの派遣と緊急援助物資の支援を要請した。

これを受けJICAは2007年12月15日から23日、被害現場および周辺地域の調査と油除去に関する助言を行うためのJDR専門家チームを派遣。
チームは一連の活動を終え、12月23日(日)14:00(現地時間)ソウル発、16: 20成田着のJAL954便で帰国する。

1.専門家チーム(6名)
総 括: 余田幸夫(外務省北東アジア課 地域調整官)
副総括: 粟津秀哉(海上保安庁警備救難部環境防災課 防災対策官)
油除去: 畑中知也(海上保安庁第三管区海上保安本部 横浜機動防除基地 主任防除措置官)
油除去: 坂本憲史(海上保安庁第三管区海上保安本部 横浜機動防除基地 防除措置官)
油除去: 萩原貴浩(独立行政法人海上災害防止センター防災部 業務課 防災部長代理兼業務課長)
協力企画: 横井博行(JICA国際緊急援助隊事務局 職員)

専門家チームは、韓国海洋警察庁等との連携の下、16日から20日まで被害現場および周辺地域の調査と油除去に関する助言を現地で行うとともに、内外のマスコミ取材に対して適宜活動内容を説明した。また帰国にあたり、海洋警察庁をはじめとする韓国政府側への最終報告と提言を行った。

2.緊急援助物資の供与
専門家チームの派遣と合わせて、JICAは油除去に必要な援助物資(油吸着材10.2トン分)約3000万円相当を供与した。19日午後に第一便が到着、次いで20日に第二便、21日に第三便が到着し、供与物資が韓国政府側に引き渡された。