プロジェクト概要

プロジェクト名

(和)未来への架け橋・中核人材育成プロジェクト
(英)Project for the Promotion and Enhancement of the Afghan Capacity for Effective Development(PEACE)

対象国名

アフガニスタン

署名日(実施合意)

2011年2月14日

プロジェクトサイト

全域

協力期間

2011年2月14日から2019年4月30日

相手国協力機関名

高等教育省他関係13省庁

本邦協力高等教育機関

34大学47研究科(2016年1月1日現在)

背景

アフガニスタン政府は、アフガニスタン国家開発戦略(ANDS)に基づいて開発を推進しており、2010年1月のロンドン会合以降は、主要開発分野において関係省庁を束ねて開発事業を推進するクラスターアプローチによって、アフガニスタン政府主導の開発を強化してきている。我が国は、インフラ開発、農業農村開発、社会開発等の多様な分野で支援を行ってきており、JICAは、2009年11月の5年で最大50億ドルの追加支援の政府決定を踏まえ、インフラ開発と農業農村開発を最重点分野として位置づけた。しかしながら、長期の内戦によって開発を推進する中核人材が大きく不足しており、アフガニスタン政府主導による開発を推進するにあたり課題となっている。

このような状況を踏まえ、2010年7月のカブール会合において、我が国外務大臣から工学、農学等の分野で最大500名のアフガニスタン人行政官を日本に受け入れ育成するコミットメントがなされた。当該コミットメントを踏まえ、JICAは2010年8月と12月に協力準備調査を行い、同コミットメントの具体化をアフガニスタン政府と協議し、同協議結果を踏まえアフガニスタン政府より要請書が提出された。日本政府は2011年1月に本要請を採択し、アフガニスタン政府とJICAの間で実施合意文書(R/D)が2011年2月に署名された。

目標

上位目標:

「ア」国におけるインフラ及び農業・農村開発に関連する省庁の計画・事業実施能力が強化される

プロジェクト目標:

「ア」国のインフラ及び農業・農村開発に資することを目的として、これらの分野の関連省庁行政官及び大学教員を本邦大学に研修員として受入れ、研修員は修士課程等において必要な知識と技術を習得する。

成果

  1. 研修参加者の選定
  2. 研修の実施
  3. 研修修了者のネットワーク構築

活動

研修参加者の選定

1-1.
関連省庁における人材育成ニーズに基づき、研修参加者を募集する。
1-2.
運営委員会が選定基準を決め、これに基づいて参加者が選定される。
1-3.
選定された参加者の大学の修士課程への入学を支援する。
1-4.
参加者、保証人、参加者の所属省庁及びJICAが、参加者の復職の合意文書に署名する。

研修の実施

2-1.
参加者が必要に応じて英語、理科、数学の予備教育に参加する。
2-2.
出発前のオリエンテーションを開催する。
2-3.
参加者が修士課程等へ入学する。
2-4.
研修の結果が復職後にどのように活用されているか調査を行い、教訓を得る。
2-5.
教訓に従って、研修事業を改善する。

研修修了者のネットワーク

3-1.
研修修了者のネットワークを構築し、定期的に会合を開催する。
3-2.
新規参加者の出発前のオリエンテーションに、研修修了者のネットワークを活用する。

投入

日本側投入:

  • 事業総括1名他プロジェクトの円滑な実施のための長期・短期専門家数名
  • 研修:500名規模の研修員受入経費(航空賃、生活費、学費等)
  • 日本での研修前・中・後のプログラム(予備教育、ブリーフィング、オリエンテーション、モニタリング等)

相手国側投入:

  • 高等教育省におけるプロジェクトオフィス
  • 水道光熱費
  • 参加者の選考に使う会議室
  • 選考のためにカブールに来る候補者の交通費及び宿泊・日当
  • 予備教育実施中の候補者の交通費及び宿泊・日当
  • 予備教育の開催場所
  • 参加者の健康診断
  • 出入国時における参加者のアフガニスタン国内での交通費