CDIS成果3 2013年度第2回SMS養成研修

2014年1月21日

CDIS成果3は、アフガニスタンにおける農業研究と普及の一体的実施のためにSMS(Subject Matter Specialist/専門技術員)の養成を目的の1つに掲げています。2013年12月、現在PEACE(注1)およびSATREPS(注2)のスキームで来日しているアフガン人留学生をSMS候補生と位置づけ、本邦研修の一環として彼らを対象としたGIS(地理情報システム)技術向上に係る集中研修を実施しました。

研修は、12月19-20日の2日間、東京農業大学地域環境科学部生産環境工学科環境情報学研究室で、同大学島田沢彦准教授指導の下、1)地図の作成、2)衛星画像の分類、3)Output Mapのグーグルアースへの表示、4)GPSの使い方などを学びました。

GISは研究データを取得する、あるいは研究成果をどのように今後SMSとして活躍するために活かすのかといった現在と未来につながる技術なので、参加意欲は高く、当初募集定員10名のところ、17名もの応募がありました。参加者の受講態度も極めて良好で、随時質問しながら、実習に臨んでいました。

本研修で得られた成果は「既存websiteからの衛星画像の取得方法」、「土地利用分類図の作成」、「GPSを用いた地理情報の実地収集とデータ活用」等でしたが、とくに農業灌漑牧畜省Badghis県DAIL所属のRAZIPOOR Mohammad Ehsan氏(島根大学大学院修士課程)は、研究テーマである土壌損失の推定において、侵食の危険に晒された位置をマップ上に示すとともに、侵食危険下にある場所を特定できるとして、期待していました。

2013年度は統計処理・分析と上記GISの2コースを開講しましたが、今後は参加者ニーズも踏まえ、同コースのレベル別開講(初級クラス、中級クラス、上級クラス)、あるいはPCM、農家調査といった社会経済的分野の研修も検討しています。

注1:アフガニスタン国未来への架け橋・中核人材育成プロジェクト
注2:持続的食糧生産のためのコムギ育種素材開発プロジェクト

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環境情報学研究室での講義

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GPSを使った演習