アルバニア共和国(以下「ア国」)は、1991年に共産主義体から共和制に移行して以降、社会安定・繁栄と住民生活の向上を目指し、周辺諸国との人的・経済的交流、外資導入・国内産業振興、道路網・電力送配・上下水等のインフラ整備を積極的に進めてきました。しかし、近年では都市部への急速な人口流入や消費生活の拡大が加速し、地方自治体が管理を担う廃棄物排出量は年々増加傾向にあります。これら廃棄物について、ア国はEU加盟を目指し、EU指令に準じた環境政策を進めており、廃棄物管理分野でも同指令に準じ、国家廃棄物戦略を定め、国内廃棄物処分量を2015年までに25%、2016年までに35%、2020年までに55%削減…