公園管理委員会の開催

2021年6月29日

6月29日、ディビアカ・カラヴァスタ国立公園の管理委員会が開催されました。同委員会は2012年から2014年まで行われた「ディヴィアカ・カラヴァスタ国立公園参加型管理による保全と持続的プロジェクト」実施時に設立され第4回まで開催された後、2018年には全国の国立公園に設置が法制化されたものです。2019年、委員会構成を規定する大臣令が発布され5月にフィエール県知事を委員長とする新編成のメンバーによる会合が開催されましたが、その後、2020年1月の会合を最後に、コロナ感染症の蔓延を受けて実施できずにいたものです。

今回、当プロジェクトの実施機関である国立公園管理事務所が事務局となり、フィエール県知事の委任を受けた県公共政策局長を委員長に32名(大臣令で規定された全メンバー)の参加を得て、通算7回目のディビアカ・カラヴァスタ国立公園管理委員会が開催されました。

公園事務所長でプロジェクト・マネージャーであるArdian Koci氏から公園の状況に関する2020年の報告発表が行われたほか、当プロジェクトの概要説明を行う機会も得ました。

その他、委員会に併設する技術部会(Working Groups)の設置が確認されたほか、公園が直面する課題について活発な意見交換、対策に関する関係者間の調整が図られました。事務局である公園管理事務所は会合の決議を受け、今後、フィエール県の支援を受けながら、課題の所掌部局と対応策の協議を行っていく予定です。

公園管理委員会は最低年2回の開催が国立公園法に定められています。次回は10月の開催を予定しています。

【画像】会議の様子

【画像】2020年報告の発表をする公園管理事務所長

【画像】全参加者