JICAインターンシップ生、カリブ海で実地研修

2015年1月22日

プロジェクトでは大学院生を対象にインターンシップ生を受け入れています。2015年1月13日から2月29日までの予定で北海道大学修士1年生田中理佐さんが赴任しました。
田中さんは、水産局と女性の活動に興味があるそうです。着任して早々ですが、漁民会議を視察され、プロジェクトの生態調査にかかる補佐に取組んでいただいています。
プロジェクトは、浮漁礁(FAD)を用いたコマネージメント(漁民と行政による共同管理)のコンポーネント以外に、かご漁業のコンポーネントも実施しています。活動が4つあり、(1)カリブ産イセエビの漁獲データの確認作業と、(2)ゴーストフィッシング(かごを損失しても魚を獲り続ける)の対策と、(3)幼魚脱出口をかごに取り付ける仕組みを作ること、(4)海洋保護区(MPA)内外の生態系を調べることです。プロジェクト2年目の目的は、かご漁業のコマネージメントを開始する基礎データ収集で、その後、漁民を巻き込んだ活動へ移行してゆきます。現在は、かごを海に沈め基礎調査を行っています。
今後は、浮漁礁(FAD)を利用する漁民の社会経済調査等にも取り組んでもらう予定で、国内外の漁業にかかる法律・規則も勉強していただきながら、漁民らに接する機会を設けて行く予定です。
JICA水産プロジェクトに関わることで、国際的な広い視野を養っていただけたら幸いです。

かご漁業基礎調査(海上)

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かご漁業基礎調査(陸上)

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