サンフアンデルスール(San Juan del Sur)市及びレオン(Leon)市の防災委員会に対し、災害情報収集及び初動体制強化のために活動資材を提供しました

2019年5月16日

2019年5月8日、サンフアンデルスール(San Juan del Sur)市において、また2019年5月16日、レオン(Leon)市において、市防災委員会(COMUPRED)へ、防災情報収集及び初動体制強化のための活動資材の引き渡しを、委員会メンバー参加のもと行いました。

ニカラグアでは、市役所をトップとして中央省庁の地方事務所で構成されている市防災委員会(COMUPRED)が全国で組織されています。地域で起こる災害は日本と同様に、中央省庁ではなく、まずCOMUPREDで対処することになります。そのため、災害を未然に防ぎ、その拡大を防止するためにはCOMUPREDの体制強化が重要になってきます。

今回の活動資材は、災害情報収集体制強化のための市災害対応センター(CODE)へのパソコン・プリンター・テレビ・ラジオ等と、初動体制強化のためCOMUPREDを構成するレスキューチームへのヘルメット及び担架の引き渡しが行われました。

サンフアンデルスール(San Juan del Sur)市長からは、COMUPREDの強化に貢献する活動資材の引き渡しに対して感謝の言葉が述べられました。また、レオン (Leon)市においてもCOMUPREDのメンバーから感謝の言葉と共に、今後、引き渡された活動資材を適切に管理し、プロジェクトにおいて有効活用していくことが約束されました。
国・市・コミュニティが連携することで災害被害を効果的に軽減できることから、BOSAIフェーズIIでは引き続きコミュニティ防災を実施するとともに、国や地方の防災組織体制の強化に資する活動を実施していく予定です。

作成:川東 英治(長期専門家)

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サンフアンデルスール(San Juan del Sur)市では、市長(右から2人目)へ供与資機材の受け渡しを行いました

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レオン(Leon)市では、COMUPREDメンバーの多くが参加しました