パイロット市防災担当職員による市防災計画作成演習を実施しました

2019年9月19日

2019年9月19日にプロジェクトのパイロット市の1つであるアマティトラン(Amatitlan)市防災担当者(2018年度本邦研修帰国研修員)により、市防災計画作成演習が実施されました。
グアテマラの既存の仕組みである市役所連合会を活用して、上記帰国研修員がグアテマラ首都圏内の6市の防災担当者を対象に講師を務め、演習をおこないました。

2017年から日本人専門家チームが実施してきた市の防災能力強化を目的とした一連の研修で学んだ内容、そして本邦研修を通じて学んだ内容を活かして演習が進められました。
今回を含めて全3回の演習が予定されており、2019年12月末までにグアテマラ首都圏内の6市が市防災計画案を完成させる予定です。

プロジェクトでは、市の防災能力強化支援の取組みを、仙台防災枠組2015-2030の優先行動である「災害リスク管理のための災害リスクガバナンスの強化」「強靭化のための災害リスク削減への投資」への支援と位置付け、2019年6月にプロジェクトの支援により完成した「市防災課設置ガイド(Guia de conformación de instancias municipales de gestión integral de riesgo de desastres)」の普及と並行して、市防災計画案作成への取組みを継続して支援していきます。

作成:伊良部 秀輔(長期専門家)

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6市の防災担当者に対し市防災計画作成について説明する帰国研修員(写真奥)

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参加した市防災担当職員同士で意見交換をしながら防災計画の作成を進めた

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市防災計画作成手順にそって情報を記述している

【画像】演習参加者の集合写真。グアテマラ首都圏から6市9名が参加した