テグシガルパ市でカエルキャラバンを実施しました

2019年11月27日

2019年11月27日、テグシガルパ市にあるエンマヌエル(Enmanuel)小学校の4年生、5年生の計56名を対象にカエルキャラバンを実施し、参加者全員が楽しく防災や災害対応への知識を深めました。

同校は2007年から2012年に実施されたフェーズ1のパイロットサイトであるカナン(Canaan)コミュニティにあり、502名の児童が通う小学校です。
フェーズ1では、カエルキャラバンや避難訓練を実施したこともありましたが、その後、指導側の緊急事態対策常設委員会(COPECO)職員の派遣の機会に恵まれず中断していました。しかし、今回改めてフェーズ2で支援をすることになりました。

当日は、バケツリレー消火活動、倒壊した建物におけるレスキュー方法、応急処置、視覚障害者支援、簡易担架による要支援者運搬など、全部で10種類の活動を行い、参加した小学生たちが目を輝かせながら挑戦している様子が見て取れました。また、指導側のCOPECO職員や小学校教員の笑顔も絶えず、全員が楽しく活動することが出来ました。

今回の活動には、現地マスメディアも15名ほど視察に訪れ、全国的にカエルキャラバンを周知する良い機会になりました。
ホンジュラスの教育機関では、防災に係る授業や活動が行われていないことが、依然として多い傾向にあります。本プロジェクトでは、提案するカエルキャラバンが広く浸透することで、子供たちが「防災」に触れる機会が増えることを期待しています。

作成:杉本 要(長期専門家)

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バケツリレー消火活動

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倒壊した建物を想定し、レスキュー方法を真剣に学ぶ子供たち

【画像】最後に全員で集合写真