レオン市とサンフアンデルスール市で自治体総合防災計画のモニタリング・評価活動が開始されました

2019年12月9日

2019年11月21日より、本プロジェクトのパイロットサイトであるレオン(Leon)市とサンフアンデルスール(San Juan Del Sur)市で、プロジェクトで作成した市総合防災計画ガイドを用いて、計画実施状況をモニタリング・評価する活動が開始されました。

レオン市とサンフアンデルスール市の市総合防災計画は、他ドナーの支援によって2005年に作成されました。この計画は20年という長期に渡りますが、その進捗の確認と更新の必要性は認識されていながら、その考え方と手法が確立されていませんでした。

しかし、今回その手法がプロジェクトで作成したガイドラインにまとめられたことで、それを用いて市の計画の進捗モニタリング、評価を行うことができるようになりました。

モニタリング・評価では、市の総合防災計画にあげられている活動の実施状況を一つ一つ確認し、目的や目標がどの程度達成できているかを評価します。11月末の時点で、両市とも7割程モニタリングが終わりましたが、活動の実施率が9割程度と非常に優秀な結果が得られています。

モニタリング、評価の作業は、2020年1月までに終わらせる予定で、その後は計画を更新する作業に入ります。BOSAIフェーズ2では、この活動を通じて、自治体の防災活動のより効率的、効果的な実施を支援していきます。

作成:佐々木 新(コンサルタント)

【画像】

レオン市での市総合防災計画モニタリングの様子(11月22日)

【画像】

サンフアンデルスール市での市総合防災計画モニタリングの様子(11月29日)