【フィジー/ツバル】プロジェクト協力期間の1年延長の決定

2021年9月30日

パプアニューギニア、サモアの決定に引き続き、フィジーとツバルにおいても両国政府とJICAの合意のもと、プロジェクト協力期間の1年延長が決定しました。これにより、同二国においてもプロジェクト協力期間は2023年2月28日までとなりました。

フィジーは新型コロナウイルス感染症の感染拡大により2021年の集団投薬(MDA:Mass Drug Administration(注1))の実施が困難となっていますが、フィジー保健省やWHOとコミュニケーションを密に取り、活動について協議を継続しています。延長期間を通して、MDAの完了とその後の調査(TAS:Transmission Assessment Survey(注2))の実施を目指します。

ツバルは現在、2021年度内のMDA実施に向け、ツバル保健省担当チーム、WHOと連携して準備を進めています。延長期間を通して、MDA完了後のTAS実施に向けて尽力します。

(注1)対象地域のフィラリア伝播抑制を目的とし、1年ごとに合計2回実施します。
(注2)MDAの適正完了後、フィラリア伝播抑制の把握を目的とし、2年ごとに計3回実施します。TASの結果、感染率がWHOによって推奨された基準を満たしていない場合、再度MDAの実施が必要となります。連続した全3回のTASにおいて基準を満たすことが、フィラリア制圧の必要条件です。