バングラデシュの橋梁・カルバートは、1971年の独立時には1,112橋(基)でしたが、その後急激に橋梁建設が進められ、2013年には18,356橋(基)まで増加しています。バングラデシュにおける橋梁維持管理は、定期保守(清掃等の維持作業)を1回/年行うとともに、損傷程度に応じた定期巡回・定期点検を実施することとしているものの、橋梁数の増加に伴い、応急橋であるベイリー橋の落橋や橋梁の早期損傷に対する事後保全が拡大しつつある現状にあります。更に、1980年代以降に急増した橋梁の老朽化を見据えた対応が求められることから、橋梁を長期間良好な状態で供するためには、橋梁維持管理の更なる効率化を図っていくこ…