第1回プロジェクト合同調整委員会開催

2015年10月5日

昨年8月に当プロジェクト開始後、初めての合同調整委員会が10月5日、農業省の会議室にて開催されました。この合同調整委員会は、年に1回開催され、プロジェクトの活動の進捗管理や、活動計画の検討および承認をすることを目的としています。

農業省の農業局長が議長を務め、ブータン政府側からの出席者として、農業省の主席計画官・主席人事官・上級専門官ほか、財務省から主席財務官。ブータン特有の機関として、国民総幸福量委員会の上級計画官も出席しました。JICA側からは、JICAブータン事務所長ほか2名が出席しました。プロジェクトチームの出席者は、農業機械化センター(AMC)所長ほか職員8名と日本人専門家2名です。

まず、プロジェクト開始時に明確に設定されていなかった指標の提案を行いました。これに対し出席者から、指標の数値目標の根拠や、表現の仕方など様々な意見が出され、プロジェクトチームが説明をし、一部の表記をよりわかりやすい表現に直すことになりました。続いてプロジェクトの4つの成果(1)農業機械の基準導入、2)安全性と性能の認識向上、3)機械の性能と作業パターンの改善、4)サービス提供モデルの提案)に沿って、過去1年間の進捗を報告しました。さらに、AMCの人材育成ニーズ調査結果や、インドにおける交換部品調査の報告も行いました。最後に今後数か月間の活動計画を提示し、委員会に承認されました。

次回の委員会は来年8月頃を予定しています。より良い活動報告ができるよう、プロジェクトチームは引き続き、努力を続けていきます。

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合同委員会の様子

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農業機械の研究開発活動の進捗報告

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農業機械の作業受託サービスの進捗報告

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活動計画の説明