第2回プロジェクト合同調整委員会 開催

2016年8月31日

プロジェクトの活動進捗確認や活動計画の検討および承認を目的に、プロジェクトの合同調整委員会会議が年1回開催されることになっています。昨年10月5日に開催された第1回会議から約1年がたち、今年は8月31日に第2回目の会議を開催しました

議長は最近異動されたばかりの農業省事務次官が務められ、ブータン政府側からの出席者は、農業省農業局長代理、農業省計画部・人事部・エンジニアリング部の各代表ほか、財務省から財務官、さらに国民総幸福委員会からとそうそうたるメンバーが出席しました。JICA側からはJICAブータン事務所長ほか2名の出席。プロジェクトチームからは農業機械化センター(AMC)所長ほか職員3名と、今月新たに設立された農業機械公社(FMCL)の代表、そして日本人専門家2名です。

今回はセクションごとの活動進捗報告をブータン側担当者にしてもらい、その後議論という流れです。この活動進捗は過去1年間の成果の報告です。各人に与えられた15分間の持ち時間の中で、3人のセクション担当が説明をしました。これに対し、昨年の同会議に出席した参加者から、著しい進捗があるというお褒めの言葉をいただきました。

議論の方では、まず農業機械公社をプロジェクトのカウンターパート機関に加えるか否かという点。公社は立ち上げたばかりですが、以前農業機械化センターが行っていた農業機械の貸出サービスや修理の業務を既に行っており、体制についての議論は若干あったものの、加えることで合意に至りました。次にプロジェクト期間は来年の8月までの予定ですが、予期せぬ状況変化により一部の活動も遅れや追加活動の必要性が出ているため、期間を1年延ばしたいという提案をプロジェクト側からしました。これに対しても延長時の達成見込みなどの確認の後、委員会はこの提案を承認し、JICA本部側の判断にゆだねることとなりました。最後に、専門家の滞在査証の件について、JICA事務所側からブータン政府側へ要望を出し、約2時間半に及ぶ委員会会議は終了となりました。

現在の予定ではプロジェクト期間は残りちょうど1年です。さらに成果を上げるべく、プロジェクトチームは一丸となって活動を進めていきます。

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合同委員会の様子

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農業機械の試験手法の進捗報告