第1回JCC(合同調整委員会)を開催

2015年12月31日

プロジェクトが開始して4ヵ月が経過した2015年12月29日、第1回JCC(合同調整委員会)を開催しました。当会議では、地方行政局長で、当プロジェクトのダイレクターであるドルジ氏が議長を務め、同局内の担当者が出席したほか、財務省関係者が出席しました。日本側からはJICAブータン事務所朝熊所長および担当者、そして、日本人専門家2名が出席しました。開催の主な議題としては、(1)これまでの地方行政分野におけるJICA協力の概要、(2)本プロジェクトの概要、(3)2015年8月からの活動進捗報告、(4)向こう半年間(2016年1月〜6月)の活動内容、の4つに焦点を絞り、プロジェクト・マネージャー及び専門家から報告がなされました。報告後の質疑応答では参加者間で非常に有益な意見交換がなされ、本会合を機に関係者間で情報共有を強化していくことで合意しました。
今後プロジェクトでは、JCCで承認された活動計画に基づいて具体的な活動を進めていく予定です。特に、向こう半年間の活動の根幹ともなるベースライン調査やワークショップ等を通じて、地方行政関係者およびコミュニティグループの現況を的確に把握し、能力強化を図るための適切な活動形成に繋げると共に、中央、県、そして地区の行政間における役割と責任を明確化した上でコミュニティの地方行政事業参画に係るガイドラインの作成に注力していきたいと思います。

次回JCC会合は、半年後の2016年6月頃の実施を予定しています。関係者に顕著な活動報告を行えるよう、プロジェクトチーム一丸となって活動に専念していくつもりです。