第2回本邦研修

2017年10月30日

2017年10月18日から28日までの日程で、研修場所は第1回目と同じ徳島県(佐那河内村、上勝町)で第2回目を実施しました。今般の研修には、パイロット3県とチラン県の県知事に参加してもらい、地方行政局職員3名、モンガル県からプランニング・オフィサー、ダガナ県から地区アドミニ・オフィサー(GAO)とエンジニア、プナカ県からDTセクレタリと地区アドミニ・オフィサー、合計12名が参加しました。研修の目的は、1)日本の自治会/常会の組織や運営について学ぶ、2)地方行政とコミュニティ活動との関係について学ぶ、ことです。徳島県佐那河内村では常会、ごみ処理、農道や灌漑施設の維持管理、鳥獣害対策等を視察し説明を受けました。上勝町では「いろどり」と「ゼロ・ウェスト」の事業について説明を受け、現場を視察しました。地元の小中学校を訪問する機会もあり、子供たちにブータンについて紹介するなど交流ができました。研修終了時の研修員によるアクションプラン発表会では、常会を参考にブータンのコミュニティで小規模グループを設置する試みや、ごみ対策、県や地区からの住民への情報伝達手段について改善したいとの考えが出されました。

今般の研修ではパイロット3県を含む県知事が4名参加していたため、アクションプランの実施について県知事のリーダーシップが期待されます。

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ごみ収集について見聞する研修員

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佐那河内小中学校を訪問