カウンターパートと県農業普及員のネパール研修(2016年9月)

2016年11月10日

プロジェクトでは日々の活動を通じたカウンターパートや対象地域の農業関係者への技術指導だけではなく、国内外での各種研修も行っています。
その第一弾として、9月18日〜24日にかけて Bajoセンターの研究員補1名、対象4県の農業普及員各1名、計5名によるネパール視察研修を行いました。
地勢・気象条件がブータンと類似しているネパールでは、過去に本プロジェクトのチーフアドバイザーが関わったJICA園芸プロジェクトの成果が大きく発現・拡大しています。
今回の研修には専門家は同行しませんでしたが、研修参加者は現地の元JICAプロジェクトのカウンターパートの案内でカトマンズ近郊及びかつてJICAプロジェクトが実施された東部のシンズリ地方を訪問。JICAプロジェクトによる園芸農業の発展ぶりを実際に見聞して刺激を受け、帰国後の報告会では今後のプロジェクト支援への期待とともに、研修で得た知見を自らの普及活動に活かしたいとの熱い思いが述べられました。
ネパールに比べるとブータンは国=市場規模が格段に小さく、発展度合いや国民性の違いもあり、単純に模倣することは避けなければいけませんが、今回の研修を通じて本プロジェクトの目指す方向・成果のイメージを深めた彼らとともにネパールの成功例を参考にしつつブータンの現状を踏まえた活動を展開して行きます。

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ICIMOD(山岳地帯開発国際センター)での講義

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カトマンズの市場の見学

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シンズリの大規模園芸農家の見学

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シンズリの園芸試験場の見学

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シンズリの園芸試験場の見学

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帰国報告会でのプレゼン