秋・冬野菜の種子収穫、夏野菜作付け(春の圃場栽培活動)

2017年5月24日

10月からの長い乾季も終わりが近づき雨季の走りの雨が降り始めて、周辺の農家は水稲の作付け準備を始めていますが、プロジェクトでは昨秋から栽培している秋冬野菜の採種とともに、夏野菜の栽培を行っています。

秋冬野菜は白菜・ブロッコリー・カリフラワー・キャベツ・大根・人参・からし菜・エンドウ豆・九条ネギなどで、夏の播種・苗作りから始まって、種子を収穫できるまで7〜9か月の長丁場になります。特に乾燥の厳しい冬期の潅水、有機農法を標ぼうし農薬使用が制限される中での除草・病虫害対策が大変な作業で色々な問題が生じますが、種子生産がほぼ終わりました。

夏野菜はトマト・キュウリ・ナスズッキーニ・オクラ・インゲン・大豆・スイカ・カボチャ・スイートコーン・ピーナッツなど。プロジェクトでの栽培は昨年に続いて2期目になりますが、昨年採種した種子を中心に栽培面積は2〜3倍に拡大されました。2〜3月から播種・育苗、3〜4月にかけて定植した野菜は、開花・結実し始めており、スタッフたちは早くも収穫を楽しみにしています。

道路状態が比較的安定する乾季は各地で各種研修会などが行われますが、プロジェクトによる圃場整備・各種園芸作物の栽培が進むにつれて、Bajoセンターにも全国各地からの農業関係者(普及員や農家)の見学も増えています。

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ブロッコリー、白菜、キャベツなどの育苗

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キーウイの樹間にキャベツ(前方)、白菜(後方)の栽培

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高菜の除草

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大根の摘花

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大根種子の採種

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昨年採種された各種種子の冷凍保存中

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夏野菜の育苗(播種)

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カボチャの定植

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インゲン豆

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収穫期を迎えたズッキーニ

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結果し始めたスイカ

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中部のブムタン県からの見学者(普及員・農家)に圃場で説明するカウンターパート