プロジェクトチームの月例会議(通年)

2018年1月10日

新年明けましておめでとうございます。
本年がより素晴らしい一年になりますことを祈念しつつ、2018年初のプロジェクトニュースをお送りさせて頂きます。

プロジェクトに於けるカウンターパートへの技術移転は日々の園芸作物栽培・種苗生産や農家普及・研修活動を通じて行われますが、カウンターパート毎に担当が分かれていること、プロジェクト以外の業務もあることから、全員が揃って活動を共にする機会はそう多くありません。また、プロジェクト以前はそれぞれ個別の担当別に縦割りで業務を行ってきたこともありカウンターパート間の情報共有の意識は低く、お互いの業務内容・行動予定も把握できていない様子が伺えます。

このため、プロジェクトでは月に一度、第1金曜日を目途に、専門家・カウンターパートが一堂に会する月例会議を開催しています。

ブータンの役所は一般に会議が多くかつ冗長になる傾向がありますが、現場活動を重視するプロジェクトでは会議は長くなりすぎないように原則半日を目途とし、通常の業務開始より30分早く開始。まず全員で1時間ほど圃場を巡回し、栽培中の作物の状況を確認しつつ、専門家より適宜作物・品種の特性、栽培管理上の留意点、その時々で行うべき作業、なぜそれが必要なのかなどを説明。圃場で多様な作物を実際に見ながらの専門家の説明・指導は分かりやすく学ぶことが多いとしてカウンターパートには好評で、センター長は機会あるごとに近隣の農業普及員や種苗センター関係者にも参加を呼びかけているほどです。

圃場巡回後は会議室に移り、前回会議で協議した活動予定・課題対応等の進捗を振り返り、この先1か月の活動計画と必要な準備・調整と担当割りを確認。更にその他懸案事項や課題の協議、本省や関係機関からの通達・要望などを共有。また、必要に応じて年間活動計画の策定や各種活動記録・モニタリング資料の確認なども行われます。

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イチゴの栽培指導(開花方向を考慮した定植に留意と説明)

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メロンの人口受粉の指導

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定植後のナスの脇芽かき指導

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栽培例の少ないズッキーニの説明

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開花が始まったエンドウ豆の状況確認

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移植後のブドウの整枝方法指導

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柑橘の接木予定の確認

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年毎に位置を変えての堆肥施用方法指導

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活動の進捗確認・計画の協議