2019年2月28日
2019年2月9日から2週間、経済省地質鉱山局(DGM)の地質学者カルマ・ナムゲイが広島大学を訪れ、活断層マッピングの研修を行いました。カルマ氏は、広島大名誉教授・中田高先生のご指導の下、空撮写真を使った地形判読法、実際にフィールドへ行き地形と地質踏査など特訓を受けました。空撮写真で活断層を判読する能力について合格点をもらったカルマ氏は、中田先生から既存のブータン空撮写真全てに目を通すよう多くの宿題を課せられ、ブータンに無事帰国しました。
2019年2月27日からDGMと京都大学のチームが、標高4千メートル以上高地に設置済みの高感度地震計をメンテナンスしました。ブータン北部のヒマラヤ山脈沿いジャンゴタンとタンザの2地点までヘリコプターで移動し、2日間かけてメンテナンス作業を行いました。同チームは設置場所の移動、一部の機器交換、携帯電話モデムの付加などを行い、今後の地震計メンテナンス利便性が向上しました。