プロジェクト活動

プロジェクトロゴについて

プロジェクトロゴは、ボリビア国内で実施されている協力プログラム「母と子どもの健康に焦点をあてた地域保健医療ネットワーク強化プログラム」の枠内で実施されているプロジェクトで使用されているものです。イメージとしては「母子を尊重した優しいケアと医療施設」をピンク色で表現し、右の円のイメージは「母親が子供を抱く姿・母親が子供を宿す姿」をイメージ化しています。また、緑、黄、赤の3つの点はボリビアの国旗の3色をイメージしており、我々の願いである「ボリビア国内に母親と子供が尊重される保健医療ネットワークが根ざす」ことを表現しています。

【forsaロゴ】

プロジェクト活動

プロジェクトでは、プロジェクト目標「ラパス県第4保健ネットワークにおいて、母子保健の診療と地域レベルの参加型事業を向上させる。」ことを達成するために次の3点に重点を置いた活動を展開しています。

成果1:第4保健ネットワークにおいて、母と5歳以下の子どもに現在の規準を満たすサービスが提供される。

【図】

成果1では、母子保健サービスの向上のために、上記の5つのコンポーネントを持っています。
これらの活動は、これまで策定された診療マニュアルや搬送システムを活かしていきたいと考えています。
また、母子保健サービスの向上は、医師による診療の質の向上だけではなく、准看護師らも含めた能力向上に取り組んでいます。さらには、研修修了者から県レベルで活躍できる研修トレーナーを育成したいと考えています。
母子保健サービスの向上は、診療だけではなく医療従事者の態度やコミュニケーションスキルの改善も含めて取り組んでいます。これらの活動は、これまで実施されたサンタクルス、コチャバンバ、ラパスのプロジェクトで作成されたマニュアル、プログラムなどを最大限に活用していきたいと考えます。また、母子保健サービスの向上は、医師の診療だけではなく、女性と家族のセルフケア能力の向上に貢献できる人材の育成を目指しています。
医療従事者の人材育成のネットワークづくりを目指します。

成果2:住民参加手法について育成された第4保健ネットワークの医療従事者が、地域の健康改善の意思決定において住民が積極的に参加することを推進する。

【図】

成果2は、保健活動に関する住民の意思決定への支援活動になります。ここには3つのコンポーネントがあります。
この活動は、いうまでもなくJICAがFORSAプロジェクトにより推進してきたヘルスプロモーション理論に基づくFORSAモデルによる住民参加型活動を推進していくことです。
まず1点目は、住民参加型保健活動を実践する医療従事者の人材の育成を行います。またFORSAモデルの持つ参加者主体の活動がなされるような実践的ガイドを作成します。
2点目は、各医療施設レベルで地域保健委員会が結成されていますが、この機能を強化します。まず、プロジェクトは医療従事者に対して地域保健委員会の機能と役割について研修を実施し、医療従事者が地域保健委員会を強化していけるようにします。
3点目は各医療施設で情報分析委員会を実施することが定められていますが、これに地域住民の代表が参加することで、住民と医療従事者が地域の健康問題を共有できるようになり、住民主体のアクションプランが推進されることが期待されます。
コミュニティ間、またコミュニティと医療施設、保健行政とのネットワークを構築します。

成果3:保健ネットワークと市保健ネットワークの母子保健に焦点を当てた分析能力と協働問題解決型指導管理に関する能力が向上する。

【図】

成果3ではローカルレベルでの保健行政(保健管区事務所と市レベル)の強化を目指します。ボリビア国では各ローカルレベルで情報分析委員会が実施されることが定められていますが、プロジェクトではこの委員会の会議開催実施のための手法について医療従事者を研修し、フォローアップしていくことで強化します。またこれに必要な教材を作成していきます。他方、保健管区事務所は、医療施設のスーパービジョンを実施しなければならないのですが、このスーパービジョンの手法も協働問題解決型指導管理を実施していくことが推進されているのですが、この具体的な手法についてプロジェクトでは指導し、必要な教材を策定していきます。
保健医療の現場で、指導できる行政、信頼できる行政を目指し、信頼のネットワークを構築します。

プロジェクトサイト地図

プロジェクトサイトは、ラパス市から約100kmのアチャカチ市を中心とする、オマスヨ郡、ラレカハ郡の8市(アチャカチ市、アンコライメス市、コンバヤ市、キアバヤ市、ソラタ市、タカコマ市)で構成される第4保健管区で、面積は約4,380km2。チチカカ湖に面しており、ラパス農村部の中では最も人口を有している地域であるが、域内には海抜6000mを超えるアンデス山脈から亜熱帯になる海抜2500mの地域を有し、アクセスが悪く、住民の医療施設へのアクセスも困難な地域である。