プロジェクトの開始

2016年8月3日

2016年2月26日、オルロ県庁にて「オルロ県母子保健ネットワーク強化プロジェクト(通称FORSAオルロプロジェクト)」の開始式が、オルロ県庁及びオルロ県保健局によって執り行われました。ボリビア側からは、オルロ県知事、同県保健局長が、日本側からはJICAボリビア事務所長、プロジェクトチーフアドバイザー(専門家)等が参加しました。
同年3月3日には、県庁にてプロジェクト対象地域となる3つの保健ネットワーク「ノルテ」「ミネラ」「アサナケ」管轄下にある計16市の各市長及び保健責任者、保健ネットワークコーディネーター、オルロ保健局長及び同保健局職員、JICA関係者が一同に会し、第一回目のプロジェクト運営委員会が開催されました。同運営委員会ではプロジェクト実施に至る経緯から活動内容及び期待される成果、ボリビア・日本両国の投入などについて確認がなされました。
プロジェクトチームは常駐の6名(日本人専門家1名、ボリビア人コンサルタント5名)及び短期専門家3名(チーフアドバイザー含む)で基本的に運営されますが、進捗に応じて短期のスタッフが増える予定です。3〜4月は、主にプロジェクト事務所の立ち上げとベースライン調査準備事前調査を実施し、現在は、プロジェクト開始時のベースライン本調査を実施中(6〜7月)です。これまでボリビア国の4県にて実施してきたFORSAプロジェクトの集大成として、成果を科学的に評価できるように、保健局スタッフ共々入念に調査手法を確認しつつ取り組んでいます。

【画像】

オルロ県庁にてVictor HugoVasques知事の参列の下開催されたプロジェクト開始式
(左からIngnacio SEDES局長、山本JICA事務所長(当時)、Vasques県知事、湯浅プロジェクトチーフアドバイザー、中島通訳)