2017年度の医療機材供与を実施

11月20日にプロジェクト対象地域の保健医療施設機能強化の一環として、オルロ市から北へ40Kmに所在するCaracollo市San Andres de Caracollo病院に温熱送風機付き新生児ベッド1台が寄贈されました。同日、代理店技術者から病院医療従事者に対し、機材の使用法の研修が実施され、現場で活用されることになりました。

San Andres de Caracollo病院は、同県3番目の人口規模（約2.4万人）を抱えるCaracollo市に所在する2次レベルの病院で、年間約1,200件の出産に対応しています。同病院では同機材の老朽化により機材が使用できず、新生児ケアに問題を抱えていましたが、今回JICAからの寄贈により、安全な出産・新生児ケアに大きく貢献することが期待されています。

上記のように脆弱な医療機材設置状況の改善に寄与することを目的に、対象3保健ネットワークに所在する約100の保健施設に対し、2017年度は以下のような機材供与が予定されています。

1）温熱送風機付き新生児ベッド1台、2）ポータブル超音波機器3台、3）血液検査機器1台、4）新生児血中酸素飽和濃度計22個、5）胎児拍動計14個、6）呼吸補助具63個、7）卓上ランプ18個、8）血圧計39個、9）母子体重計27個、10）身長測定器52個、11）出産処置器具キット（ピンセット、ハサミ）20セット、12）注射針処理機39個、13）酸素抽出器3台