ヘルツェゴビナ・ネレトバ県保健体育教員セミナー開催

2018年1月11日

2018年1月11日、プロジェクトは、カウンターパートであるモスタル市スポーツ協会(以下、SSGM)とヘルツェゴビナ・ネレトバ県(注)(以下、ネレトバ県)教育研究所と協力し、保健体育科教員を対象としたセミナーを開催しました。まだ冬休み中にも関わらず、セミナーには83名の教員が参加し、熱心に講義に聴き入る姿が見られました。
まず、ネレトバ県教育研究所のアメラ・メダル氏による講義『体育教科におけるモニタリングと評価評定について』、同じく教育研究所のアンドレヤ・ペハル氏による講義『体育授業における生徒のモチベーション』がありました。その後、モスタル大学教授ジャルコ・ビリッチ氏による『子どもの成長にとって、教育を通して教えるべき大切な価値について』の講義があり、続いてモスタル・ジェマル・ビェディッチ大学教授リヤド・ノヴァコヴィッチ氏が『学習成果を重視した教育(アウトカムベース)による保健体育コモン・コアカリキュラムについて』説明しました。

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ノヴァコヴィッチ氏は、これまでプロジェクトと就学前・初等・中等教育庁(以下、APOSO)が共に取り組んできた『保健体育コモン・コアカリキュラム(以下、CCC)』策定のこれまでのプロセスを牽引してきた人であり、今回のセミナーでは、このCCC策定の目的やその作成過程、日本やその他の国のカリキュラムを参考にして新たに取り入れられた内容などについて現場の先生方に説明するという大切な役割を果たしてくれました。
参加した教員からは、このような研修の機会は新しい知識やアイデアを得るためにはとても重要であることから今後もぜひ継続してほしいという意見がありました。プロジェクトとSSGMは今後も引き続きモスタル市における指導者育成に取り組んでいく予定です。

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