参加型森林管理分野の専門家作業部会が開催されました(南アフリカ)

2017年5月25日

5月23日〜25日 於:南アフリカ共和国、ヨハネスブルグ

タンザニア、タイに次ぎ、第三回となる専門家作業部会が開催されました。参加型森林管理分野の主な活動方針に基づき、特に今回は、1)SADC地域の共通ガイドライン作成、2)域内優良事例データベース作成の議論を深めました。

ガイドラインの議論に加え、各国が事前に準備してきた優良事例の発表を行い、国境を越えた課題の認識やその対処法等についてさまざまなアプローチがされていることを相互学習しました。この優良事例の共有はガイドラインを構成する第二部として、データベース化することにより、プロジェクト終了後もヒント集として活用されることが期待されています。ガイドラインの執筆には、SADC域内のザンビア共和国にも支部がある国際森林研究センター(CIFOR)からも研究員が参加し、SADC地域の参加型森林管理エキスパートの知見のインプットも行います。

今後は、実務者能力強化の研修として、優先課題としてあげられたテーマについて、関係者の具体的なニーズをあらためて確認し、SADC域内およびアフリカ、日本のリソースから事例を学び、座学だけではなく、現場の視察を通じて体得していく計画となっています。

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