第四回JCCが開催されました(南アフリカ)

2018年2月15日

2月14~15日 於:南アフリカ共和国、ヨハネスブルグ

第四回となる合同調整委員会(Joint Coordination Committee:JCC)が、2018年2月に南アフリカのヨハネスブルグにて開催されました。当プロジェクトのJCCはSADC加盟各国の森林局長クラスがメンバーとなる大規模なものです。

今回のJCCでは、前回のJCC(2017年4月)以降にプロジェクトが実施した能力強化研修や専門家作業部会(Expert Working Group:EWG)の結果につき各EWGの議長から報告があり、その成果を踏まえて2018年度の活動計画についての議論を行いました。2018年度の活動計画については、各分野ごとに昨年中に実施されたEWGの場で検討されていましたが、その後の状況の変化を踏まえて計画の改訂を提案し、JCCとして議論を行った結果、改訂活動計画が合意されました。

会議の進行は、JICA南アフリカ事務所の関所長と、SADC事務局の食糧・農業・自然資源局長でありプロジェクト・ダイレクターのGove局長が共同議長となって進められました。SADCの基本理念であるRegional Integration and Equityのポリシーに基づき、参加者の公平な発言機会を重視し、多数決ではなく全会一致を原則とした意見交換が進められました。両議長の的確なリードにより、活発な議論が行われ、広い話題についての意見交換が行われました。

今回のJCCでは、来年度の活動計画以外にも、外部資金の導入による森林分野の地域基金の設立といったアイデアや、SADCの公式会議に位置づけられながら長らく開催されていない森林分野の技術委員会(Technical Committee on Forestry)を次回のJCCと同時開催する案などについても議論されました。

プロジェクトでは地域でお互いに学びあう姿勢を大切にして、より良い成果に向けて、多様な関係者とともに、南部アフリカ地域の多様な森林課題に取り組んでいきます。

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JCC

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共同議長