第5回カンボジア・日本水道セミナー

2012年12月13日

今年で第5回目となる「カンボジア−日本水道セミナー」が厚生労働省、カンボジア鉱工業エネルギー省、国際協力機構(JICA)の共催で12月13日に開催されました。当プロジェクトからは、タン・ソクチア水道部長(プロジェクト・ダイレクター)及び川嵜孝之チーフアドバイザーがセミナーでの発表者として参加しました。その他、鉱工業エネルギー省水道部及び地方水道局からのカウンターパートも大勢出席しました。
本セミナーにおいて、川嵜チーフアドバイザーは、当プロジェクトの取り組みについて発表すると共に、カンボジアの水道セクター開発にいかに貢献するかを議論するセッションにもパネリストとして参加しました。同セミナーでは、カンボジア政府及び水道局にとって給水サービスの更なる向上の為には、公衆衛生改善に係る市民の啓発活動を行っていくことが重要であること、また、水道局の健全経営の為には、財務管理を行う責任者及び、安全な水の生産・給水の技術管理を行う責任者両方の役割が欠かせないことが、あらためて確認されました。100名を超えるカンボジア及び日本の水道関係者と援助機関関係者が参加し、セミナー会場の外では、ポスターセッションも行われました。

これまでのカンボジア−日本水道セミナーの概要

  日程 主なテーマ 備考
第1回 2008年12月9日 水道事業体のガバナンス(地方水道のガバナンスの確立) 参加者70名
第2回 2009年12月16日 カンボジア水道の改革推進と日本の水道技術 参加者110名
第3回 2010年12月16日 カンボジア2020年に向けた開発の展望と課題解決に向けた提案 参加者135名
厚生労働省と鉱工業エネルギー省による「カンボジア国における水の安全供給を促進するための協力に関する覚書」の締結。
第4回 2011年12月20日 カンボジアの課題に対する民間企業の役割 参加者100名
北九州市とMIMEの覚書締結。
第5回 2012年12月13日 過去4回の水道セミナーの成果及び厚生労働省とMIMEの間で締結した覚書の精神を確認。民間企業の参入促進等 参加者約100名

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本プロジェクトでの取り組みについて説明する川嵜チーフアドバイザー

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パネルディスカッションの様子

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ポスターセッションの様子

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カンボジアの水道分野の方針及び開発計画について報告するタン・ソクチア水道部長