2013年1月28日
当プロジェクトのカウンターパート機関である鉱工業エネルギー省水道部及び8地方水道局からのプロジェクト実施ユニットのメンバーが一堂に会し、プノンペンにてキックオフ会議を開催しました。本会議は、プロジェクトの目標、目的、実施計画について、プロジェクト関係者と共有し、関係者の理解促進を図ることが目的です。また、地方水道事業体が将来目指すべき姿についての理解を促進すべく、北九州市上下水道局から講師を招聘し、カンボジア水道関係者への講義も行っていただきました。
水道経営に係る講義は、カウンタパートにとっても非常に関心が高く、非常に多くの質問があり、有意義な議論が行われました。本会議を通じて、独立採算経営(地方水道の公社化)、適切な水道料金設定の重要性についての理解の促進を図ると共に、給水原価に関する議論を通じて、水生産に係るコスト意識の啓発を行いました。
また、会議の最後に、エクソンチャン鉱工業エネルギー省長官から、本プロジェクトが目標とする地方水道の独立採算化(公社化)に向けて、鉱工業エネルギー省及び地方水道局職員が強い意志を持って努力するよう言葉があり、会議が締めくくられました。
(セミナー議題内容)
・カンボジアにおける地方水道事業体の経営健全化に向けたビジョン
・プロジェクトが目指す水道経営のあるべき姿:北九州市上下水道局の事例紹介
・持続的な経営管理の在り方
川嵜孝之チーフアドバイザー
タン・ソクチア水道部長(プロジェクト・ダイレクター)
北九州市からの講師に質問をするエク・ソンチャン鉱工業エネルギー省長官
プロジェクト関係者での集合写真