2013年11月15日
プノンペン都(2012年12月開催)、ベトナムのフエ市(2013年5月開催)に引き続き、第3回目となるJICA水道プロジェクト間会議がラオスのルアンパバーン県にて開催されました。本会議では「水道水を飲む文化の醸成〜真の水安全宣言に向けた取組み〜」というテーマで、ベトナム、ラオス、カンボジアでの現状と取り組みについて報告し、意見交換が行われました。
ベトナムの参加者からは、水安全計画(WSP:Water Safety Plan)の実施を通して得た経験から人々に水道水を飲んでもらう為の対策案について発表が行われました。また、ラオスの参加者からは、水安全計画の策定を含む安全な水道水の供給に向けた取り組みについて紹介がありました。カンボジアからは、水道水が飲まれない理由の一つとして、殺菌の為に水道水に注入される塩素の臭いや水道事業そのものに対する住民の理解不足による事例について紹介すると共に、水道事業に対する住民の理解及び信頼構築の為に、地方水道局で行われている取り組み例についても発表を行いました。
過去2回の会議と同様、同じ課題を抱える近隣諸国での取り組み事例を学ぶことが出来、非常に有益な機会となりました。
第3回JICA水道プロジェクト間会議の会場の様子
カンボジアの事例について発表を行うタン・ソクチア鉱工業エネルギー省水道部長/プロジェクト・ダイレクター(写真左)
参加者全員での記念撮影
カンボジアから参加したプロジェクト・メンバー