カンボジア北西部にて簡易帳簿セミナーを実施

2016年8月11日

2016年8月9日〜11日にかけて、Banteay Meanchey州、Siem Reap州、Oddor Meanchey州で小規模事業者向けの納税義務と簡易帳簿(SAF:Simplified Accounting Format)セミナーを実施しました。Siem Reap州では、テレビ局がセミナーの取材をするなど活況を呈しました。また州商工会議所の会頭も出席されました。なお、州によっては文字が読めない人もおられ、厳しい現状を垣間見ました。
各州の簡単な特徴は、Banteay Meanchey州は隣国タイとの国境に接し、物流が最も活況な州です。タイの国境近くのPoi Petという町ではカジノホテルがあり、多くの観光客が訪れます。Siem Reap州はカンボジアで最も有名な世界遺産であるアンコールワット遺跡群があり、年間400万人以上の観光客が国内外から訪れるカンボジアで最も有名な町です。Oddor Meanchey州は驚くほどの田舎であり、クメール・ルージュのポル・ポトが亡くなる最後まで拠点にしていた州で、現在も多くの地雷が埋められている州です。
ここでも各税務署長との面談を行いました。

州名 人口(人) 面積(平方キロメートル) 人口密度(人/平方キロメートル)
Banteay Meanchey州 677,872 6,679 102
Siem Reap州 896,443 10,299 87
Oddor Meanchey州 185,819 6,158 30

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セミナーの様子(Banteay Meanchey州)

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納税者の質問に答えるGDT納税者サービス部部長

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開会式の様子(Siem Reap州)

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セミナーの様子

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Oddor Meanchey税務署での職員との面談

【画像】税務署正面玄関にて、全税務署員との集合写真