記帳推進指導セミナーを実施

2016年9月23日

2016年9月21日〜23日にかけて、国税庁より井上専門家、太田専門家を招いて、GDT及び税務署職員を対象にした記帳推進指導セミナーを実施しました。セミナー初日は、カンボジア租税総局のプリアップ・ボナ氏より2016年から導入された小規模納税者向け簡易記帳制度についてのプレゼンテーションを行ない、それに対し井上短期専門家、太田短期専門家、及び武藤チーフアドバイザーから質問をする方式で意見交換を行いました。
2日目は、太田専門家よる日本の記帳制度を支える日本の租税教育・広報活動を総論的に説明するセミナーから開始し、その後質疑応答を挟んで井上専門家による申告納税制度の普及に関するセミナーを実施しました。ここでは、1.申告納税制度定着の取り組み、2.記帳指導等の実施体制、3.確定申告の相談体制についての講義を行いました。特に、戦後の日本がどのような試行錯誤を経て、申告納税制度を定着させたかの部分は、現在のカンボジアが置かれている現状に類似している部分があり、大変参考になったのではないかと思います。
なお、セミナーに先立ち、カンボジアにおける納税者サービス実態把握のため、7 Makara税務署視察を実施し、税務署より説明も受けました。

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7 Makra 税務署長から納税者サービスの現状につき説明を受ける専門家たち

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税務署内を視察する井上専門家と太田専門家

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グループディスカッションの様子

【画像】セミナー終了後の全体写真