第4回租税教育・広報活動に係るタスクフォースチームミーティングの開催

2017年2月15日

2017年2月15日、租税教育・広報活動(TEPR)に係るTFTミーティングを実施しました。今回の大きなテーマは、大学での租税教育セミナーの実施方法及び租税教育・広報広聴教材の選定についてです。
現プロジェクトの一環として、カンボジアの将来の納税者として、大学生を対象に租税教育セミナーを開催する予定となっています。ついては、今回のテーマに対し、まず80以上あるカンボジアの大学から学生の在籍数や評判などをもとに租税教育セミナーを優先的に行う24の国立・私立の大学をセミナー対象候補として選出しました。大学の絶対数の多いプノンペン市内の大学が主となりましたが、Siem Reap州やPrey Veng州などの地方の大学も含まれています。
租税教育セミナーの講師として、十分な知識や経験を持つ租税総局職員を6名程度、選定したほか、武藤チーフアドバイザーも講師として参加予定です。月1-2回程度の開催を見込み、対象となる大学生はできるだけ多くの学生に参加して頂きたいものの、大学の教室の収容能力の問題もあり、現実的には100-300名程度のセミナーとなる見込みです。
武藤チーフアドバイザーから、「こうした大学生向けの租税教育セミナーは初めてでもあり、この機会を捉えて、カンボジアの学生に税の重要性を考えてもらうだけではなく、セミナー終了後も何らかの形で“税”について考えてもらいたい。ついては、参加学生に対して、納税に関する啓発メッセージを入れたボールペンなどを景品として配布し、そのペンを使うたびにカンボジアで馴染みの薄い“税”を思い出し、“税の重要性”を考えてもらう手段を考えている」旨の説明もありました。
その他、租税教育・広報広聴教材に関しては、武藤チーフアドバイザーから租税教育・広報広聴として作成した方がよいと思われるポスター、リーフレットの題材案が提示されました。今後その案を基にポスターやリーフレットの作成に着手していきます。

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タスクフォースチームミーティングの様子