租税教育・広報広聴事務に係る訪日研修成果発表会

2017年2月24日

2017年2月24日、租税教育・広報広聴に係る訪日研修成果発表会を行いました。
本発表会は、昨年10月22日から28日にかけてGDT職員、税務署職員計15名が日本を訪れ、国税庁から日本の租税教育・広報広聴体制等について学んだほか、東京上野税務署、タックススペースUENO、東京国税局税務相談室(上野コールセンター)を訪問し、日本の租税教育・広報の現場や実施体制について学んだことをベースに、今後のカンボジアをどう改善するか、訪日研修で得た成果を発表する場として設けたものです。JICAカンボジア事務所田中次長にも参加頂きました。
これまで、訪日研修を通じて得た収穫物をカンボジアの税務行政実務にどう活かすのか、個別にレポートを提出し、研修後に数回ミーティングの場を持ち、議論をしてきました。
今回のプレゼンテーションでは、日本の「タックススペースUENO」のような子どもたちが税について直接学ぶ場所を作りたいという意見や、日本の「税を考える週間」のようなイベントを1日でも良いのでカンボジアでも実施したいといった前向きの意見が積極的になされ、それに対するコメントが訪日研修に参加していない職員から出るなど、カンボジアの税務行政について議論を深める大変よい機会になりました。
将来のカンボジア税務行政を担う職員が、訪日研修で得た成果物を持ち腐れにするのではなく、実務の中で現実化・目に見える化していって欲しいものです。

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冒頭で挨拶をするJICAカンボジア事務所田中次長(写真右)

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訪日研修での成果物について発表するHy Sokleng職員

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コールセンターについて補足説明をする武藤チーフアドバイザー

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閉会の挨拶を述べるHeng Soknang副総局長