簡易帳簿制度に係るタスクフォースチームと国税庁調査団が意見交換

2017年4月19日、国税庁から調査団としてカンボジアを来訪している税務大学校井上俊夫教授、井上篤教育官が小規模納税者の記帳制度の進捗確認のため、簡易帳簿制度に係る当プロジェクトのタスクフォースチームと意見交換を行いました。

4月18日、19日と2税務署を視察し、税務行政の最前線である税務署の困難を把握しましたが、税務署を管轄する本局としての観点からの問題を把握するためにタスクフォースチームと議論を行いました。

租税総局としては、最大限の税収確保のため、納税義務がある事業者への登録を徹底させ、申告納税制度を強固に推進する方針はあるものの、現実的には納税者の知識・能力の問題や納税者からの強い反発を避けるため、ある程度の段階を踏んで実施する予定であると述べられました。納税者が直面している問題について、税務署からの報告で把握しているので、今後JICAプロジェクトオフィスの協力をさらに頂き、納税者の知識・能力を補う努力をしていきたいという報告がありました。