慶応大学柏木教授によるクリティカル・シンキングセミナーを実施

2017年11月24日

2017年11月24日、柏木教授(慶応大学)による租税総局・税務署の新人・若手職員を対象にしたクリティカルシンキングセミナーを実施しました。
将来、政策を作る立場になる幹部候補生に向け、政策を作る際に持つべき視点や考え方について講義がありました。現代はグローバリゼーションの中にあって、単純な答えで解決できる問題はなく、複雑な問題が多い、しかしながら、そうした複雑な問題への答えを見つけられるよう、いろいろな引出しや発想を見つけていくことが求められ、それがクリティカル・シンキングであると説明がありました。このためには、まず自分たちが置かれている現状をできるだけ客観的に把握することが求められ、何が不足しているのかを把握し、不足しているものを学び、知識を深めて行くことが重要であると説明がありました。また、クリティカル・シンキングに必要なものは相手を批判することではなく、相手の意見をきちんと聞き、疑問に思うことを相手に聞き返し、お互いの知識を深めていく相互理解であると説明されました。
3時間ほどの講義ではありましたが、新人・若手職員にとって今後の仕事の仕方を考える意味で大変意義深いセミナーになりました。

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冒頭挨拶をする武藤チーフアドバイザー

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講義をする柏木教授

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熱心に講義を聞く若手職員

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熱心に講義を聞く若手職員

【画像】セミナー終了後の全体写真