日本の職員研修制度の訪日視察研修を実施

2018年2月21日

2018年2月12-21日にわたり、日本の税務職員研修制度を学ぶため、カンボジアの税務学校と租税総局財務・人事部の職員計10名が国税庁、税務大学校(以下、税大)、広島国税局、広島研修所を訪問しました。
カンボジア租税総局は、2017年末に組織改革し、カンボジア税務学校がこれまでの課から部レベルに格上げされ、より専門的知識を持った職員の育成が税務学校に期待され、効率的な職員育成を行うべく日本の職員研修制度を学びたいという要請を受けて、今回の訪日研修が実現しました。
プログラムは、税大の新入職員に対する研修の概要や授業カリキュラム、国税庁と税大、国税局の研修における役割の違い、新人研修後の地方国税局でのOJTを通じた人材育成の仕組み、地方研修所の役割と研修体制など多岐にわたり、大変参考になったと研修生には大好評でした。
研修座学のほか、広島を訪問するということもあって休日を使って広島平和記念資料館や世界遺産の宮島・厳島神社訪問、茶道体験なども行ないました。カンボジアでも1970年代に大変悲惨な内戦がありましたが、今回平和記念資料館を訪問し、第2時世界大戦時の広島での惨劇について学んだことで、より一層平和への思いを強くし、カンボジアも広島が復興したように力強く社会を良くしていきたいという意見も出ました。

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国税庁で講義を受ける研修生

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広島研修所での研修の様子

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税務大学校でカンボジアと日本の制度の違いについて説明する研修生

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税務大学校での修了写真

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税務大学校本校関係者との意見交換会

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JICA東京での研修評価会の様子

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広島平和記念資料館を訪問した研修生

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日本の茶道を経験する研修生