カンボジア初の租税教育・広報ビデオが完成

2018年4月24日

2018年4月24日、租税広報ビデオの最終確認ミーティングを実施し、租税広報ビデオが完成しました。カンボジアでは、租税教育に関する公式ビデオが製作されたことはなく、ある意味で歴史的意義をなすビデオの完成です。

これまで、JICA/GDTプロジェクトでは国民向け租税広報の充実化を目的に、広報ポスターや広報ビデオの作成支援に取り組んで来ました。GDTや制作会社とこれまで数多く話し合い、ドラフトを完成させ、2018年3月中に関係間で最終調整を済ませました。関係者全員を集めた本ミーティングで最終合意にいたり、租税広報ビデオがようやく完成しました。ビデオ宣伝用のポスター・リーフレットも作成し、今後GDTの総局長の承認を得て、GDTのホームページ、Facebook、その他メディア等で掲載していく予定です。

内容的には、これまで税に無関心な子どもでも興味を持つように、「タックスレンジャー」という3人のキャラクター(Mr. T、Mr. A、Ms. X)が登場し、そのタックスレンジャーが、彼らのパワーの源である納税者からの「タックス」を源として、社会を発展させていくという内容で、楽しく見ながら社会の「税金の重要性と恩恵」について学べるビデオになっています。

なお、当ビデオは、日本の国税庁が作成している租税教育ビデオも参考として作成しましたが、日本と文化、歴史、社会が大きく異なる点が多く、こうした点も注意して、ビデオは作成されました。今後、本ビデオを通じて、一人でも多くのカンボジア国民が、税に対するアレルギーをなくし、親しんでもらえることを期待したいものです。

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ドラフト完成後の確認ミーティングの様子

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ドラフトの完成度をチェックするチームメンバー

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修正され、完成したビデオをチェックするメンバー

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ビデオ最終化のミーティングの様子