訪日研修(職員研修制度)報告会

2018年5月18日

2018年5月18日、2月に実施した職員研修制度の訪日研修報告会を開催し、租税総局の人事・財務部と税務学校の職員35名が参加しました。2018年2月12-21日にかけ、日本の税務職員研修制度を学ぶため、カンボジアの税務学校と租税総局財務・人事部の職員計10名が国税庁、税務大学校(以下、税大)、広島国税局、広島研修所を訪問しましたが、その研修で得られた成果とそれを活かした現在の取り組みについてプレゼンテーションを実施しました。
訪日研修は、まさに机上では得られない実務を経験し、カンボジアでこれまで講義をしてきたことを税務職員の目で直接見て、感じて、今後の税務行政改善につなげてもらうのが、大きな目的です。
こうしたことを受けて、プレゼンテーションの最後には、日本の税大のような段階に合わせたきめ細かい研修と人材育成をすることはカンボジアではまだ難しいが、まずは新人研修に力を入れ、一つずつ研修や体制を充実させたいとカンボジア側より表明があり、今後の活躍が期待されます。
非常に限られた時間でしたが、研修参加者が訪日研修を通じ何を学んだかよくまとめられており、参加者も熱心に耳を傾けていました。当プロジェクトとしては、今後も訪日研修後は学んだ成果を組織内で共有するため、このような機会を積極的に持っていく予定です。

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開会の挨拶をする武藤チーフアドバイザー

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訪日研修の成果について話す研修員メンバー

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プレゼンテーションを熱心に聞く租税総局職員

【画像】プレゼンテーション後記念撮影