広報チームとの第4回ミーティング

2018年8月1日

2018年8月1日、広報(PR)チームとの第4回ミーティングを実施しました。

税の重要性と恩恵というテーマに基づくポスター制作のデザイン案について議論をしました。PRチームからのデザイン案には中心に太い幹を有する大きな木があり、企業や個人からの税金が源となって木を育て、緑の葉を輝かせ、やがては公立学校や病院、道路などの公的インフラが果実として産み出されることを描くデザインで、言葉でなくピクチャーで伝える目的に沿った大きなインパクトのあるものでした。更に、デザインをさらに良くするべく、武藤チーフアドバイザーより様々な具体的なコメントが出されました。

今後のGDT内部プロセスについても議論がされ、今後のプロジェクトを円滑に進め、無駄をなくすためには、現在のラフなドラフト段階でPD(プロジェクトダイレクター)であるブン・ナリー副総局長とミーティングを持ち、大筋合意をとっておくべきと結論に至りました。こうしたカンボジアでの意思決定プロセスは、日本と大きく異なり、日本の常識では測りきれないところがあるため、ODAを推進するため、その国の現状に合わせて柔軟なプロジェクトマネジメントも求められ、技術協力の難しさも垣間見えた一面です。

また、武藤チーフアドバイザーより別途実施するカンボジア初の税に関するスローガンコンテストのコンセプトについての説明もありました。PRチームからは、コンテストはとても興味深く、税への理解を促す意義が大きいと思うが、これまでカンボジアでは実施した経験がなく、税についての理解・関心がない大学生が多いため、日本の環境とは異なりこのコンテストに参加したくなる魅力的な賞が必要になるとのコメントがありました。こうした視点は非常に重要であり、日本国民の税金を使って行うこうしたODA活動を、カンボジアにより効果的に浸透させる手段のマネジメントがプロジェクトには求められます。なお、詳細はまた今後の話し合いで詰めていく予定です。

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担当チームより提示されたポスター素案

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ポスターのデザイン案について武藤チーフアドバイザーに説明するPRチームリーダー