租税教育チームとの第3回ミーティング

2018年8月7日

2018年8月7日、租税教育チーム(TE)との第3回ミーティングを実施しました。

前回のミーティングで租税教育チームが大学でのセミナーの概要案を作成するので、武藤チーフアドバイザーと議論したいと要望がありました。概要案ができたとのことで、大学の租税教育セミナーについてセミナーの全体構成・概要について議論をしました。

1.税金とは何か、2.税金の役割と恩恵、3.カンボジアの税制、4.納税者の義務と権利、という構成の概要案でしたが、武藤チーフアドバイザーからは、カンボジアの大学生はこれまで租税教育を受けていない、また、現時点で納税者ではないため、細かい税制の講義や義務・権利の話は頭に入らず、現段階では不要である。したがって、(上記の)1と2に重点を置くべきで、カンボジア税制の説明は大学生が卒業後にすぐ関わりを持ちそうな、給与税や車両税、固定資産税等の身近な税目の概要だけでよいのではないかとコメントがありました。また、カンボジアを客観的に捉え、他国との比較で自国であるカンボジアを見つめる良い機会であるので、日本もしくは他の先進国の税収や税収の対GDT比なども是非説明したい。このため、租税教育チームには、カンボジアのデータを経済財政省(MEF)やIMFから収集し、学生の興味を引くような情報集に務めて欲しいとリクエストがありました。これらのリクエストを踏まえて租税教育チームがセミナー資料のドラフト今後作成し、議論を続けていく予定です。

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チームが作成した概要案にアドバイスをする武藤チーフアドバイザー

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チームミーティングの様子